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スキンダイビングの

基礎知識


ここではスキンダイビングを行うにあたって、最低限これだけは知っておいて欲しい!ということをまとめました。


実際にブルーマリンの一員として活動する際には、最低限覚えておかなければいけないことばかりですので、勉強しましょう!












んな、次の勉強に行きましょう。


海の危険な生物

スキンダイビングの『これだけは知っておこう!』


・泳げなくてもダイビングはできる!

泳げない人でもダイビングはできます。でも、水の上に浮くことができない人は潜らないでください。
とにかく、『水が怖い!』とか、水に顔がつけられないという人は、まず浅瀬からトライしてください。
絶対足がつく深さで、足場のしっかりしたところを選んでください。
そして、マスクとシュノーケルをつけて、うつ伏せで水の上に浮いてください。
もし、足も一緒に浮かすことができたら、あなたはもう泳ぐこともできるようになっているはずです!



・水中では息を止めてます

ごく稀に「シュノーケルをつけていれば水中で息ができる」 と思ってる人がいるみたいですが…
できません。
シュノーケルは、水面で顔を上げずに呼吸するためのものです。
では、 長さ10mのシュノーケルなら水深10メートルで息ができるか? といえば…
これもできません。
水深が増すほど水圧が体にかかります。
肺が水圧で押しつぶされ、呼吸はできなくなります。



・水面に浮上したらシュノーケルクリア

水中で楽しんだら、息をするために浮上しなければなりません。
シュノーケルをつけていれば、顔を水から上げなくても息をできます。
しかし シュノーケルの中に水が入っていると・・ 飲みます。(><)
塩水を飲むととっても苦しいです。
コレを防ぐために「シュノーケルクリア」をします。
水面に浮いたとき、肺の中に残っている空気を勢いよくシュノーケルから吹きます。
するとシュノーケル内の水が追い出され、安心して空気が吸い込めるようになります。
慣れると、水面に上がった時、無意識にシュノーケルクリアをしています。



・耳が痛くなったら耳抜き

潜ると誰でも耳が痛くなります。これは鼓膜に水圧がかかるためです。
これを防ぐためには「耳抜き」 という作業をします。鼻を摘まんで、鼻から思い切り息を出すようにします。
そうすると、外圧と内圧が平衡となり(圧平衡)痛くなくなります。
耳抜きのタイミングは人さまざまなようなので、自分のタイミングをつかむようにしてください。



・耳が不調のときは絶対に潜らない

耳の鼓膜の内側は空洞になっています。
当然、潜る深度が深くなるにつれて鼓膜の外側から内側へ大きな圧力がかかってきます。
耳や鼻が不調のときは、鼻水や耳管の粘液などがつまって耳が抜けなくなるのでムリに潜ったりすると、
一生ダイビングのできない体になってしまうかもしれません。無理はいけません!!



・マスクに水が入ってきたらマスククリア

マスクが顔に合ってなかったり、髪の毛が入っていたりすると、ジワジワとマスクの中に水が入ってきます。
そんなときは「マスククリア」をしましょう。
マスクのおでこのあたりを軽く指で押さえて、マスクの下を少し開け、鼻から空気を出せば水が全部出ていきます。
マスクが曇ったときも一度マスクの中に水を入れて、その後おちついてマスククリアをすれば曇りもとれます。
マスクが曇らないように、マスクの中にいつも少量の水を入れている人もいます。



・水面に顔を出しているとき、マスクははずさないように

特にダイバーがたくさんいるような場所では水面から顔をだしているとき、マスクをはずさないでください!
溺れてパニックになっている人がよくマスクをはずして水面をアップアップしているように見えてしまうからです。
マスクをはずして船に手をふったりするなんて絶対禁物!!
全速力で船が近づいてきて、 あなたは救助されてしまいます。



・ハイパーベンチレーション

意識的に素早く深呼吸を繰り返し、血中酸素濃度を上げ長い時間息を止めておくテクニックです。
プロ級のダイバーが使うテクニックですが、何度も行い体が疲れるとと浮上中前触れもなく失神してしまうことがあります。
これをシャローブラックアウトといいます。
ダイビングは必ず単独では行わず、体力の限界を知ることが大切です。



・サメに襲われたりなんかしません

海で泳いでいると、どこからかサメがやってくるんじゃないかとビクビクしている人もいるでしょう。
海の中の危険な生物は人間がおどかしたり、挑発したりしなければ決して襲ってきたりしません。
それに、 サメに出会えるチャンスなんてめったにない でしょうね。
出会ったらラッキーです!(笑)



・サンゴには触れないで

サンゴには硬いものと軟らかいものとがあります。
とってもキレイなサンゴですが、デリケートな生き物で、ダイバーが触ったり、
フィンが当たったりしただけで死んでしまうものもあります。
サンゴの上に下りたり、歩いたりすることはダイバーの恥だと思ってください。
ちなみに、サンゴが 25cm 成長するのに約10年かかります!
サンゴは大切に!!



・水面下では音の方向が分かりません

人間は左右の耳に伝わる音の時間差で音の方向を知ることができます。
しかし音は水面下では大気中の約4倍の速さで伝わります。
そのため、音の発生源の方向はほとんどわからなくなってしまいます。



・水中では物体が大きく見えます

光は大気中と違った速度で水中を走るのでマスクの面のところで屈折し目に入ります。
このことにより、水中で物体は約25%大きく見えます。
人の話は25%縮小して聞いてください。



・水の中は青い?

太陽からの可視光線のうち、赤外線に近い色(赤→黄など)は水の中に入ると吸収されてしまいます。
だから、深く潜るにしたがって緑や青色がきつくなってくるのです。



・水の中は寒い

水は空気の約20倍の早さで体温を奪います。
30℃の気温はとても熱いですが、同じ30℃の水温は長い間いると寒く感じられます。
寒くなってきたら、もたもたせずに早めに浜に上がりましょう。








はい、以上が前期ブルーマリンの期末テストです。
単位は出ませんが、夏休みの屋久島に向けて、よ〜く勉強しておくように。