海の危険生物たち
・サンゴ
はい。言わずと知れたサンゴです。
こいつは刺胞動物なので、刺激を与えると刺胞から毒針を発射してきます。
基本的にサンゴに触ること自体よろしくない(破壊してしまったりする)ので、サンゴは見て楽しみましょう。
・ガンガゼ
ウニの針がめっちゃ長いやつ。こいつの針は鋭くてモロいので、人間の足等に刺さった瞬間に、折れて皮膚内に残ってしまいます。有毒なので結構ヤバいです。
比較的どこにでもいるので、岩場とか、足や手を着くときには要チェックや。
・オニヒトデ
ヒトデの表面がトゲトゲの針山くんみたいなやつ。針は同じく有毒です。
珊瑚を食べるので、僕らスキンダイバーからすればかなりの敵。こいつを駆除している人たちもたくさんいます。
だけど・・・ 『珊瑚の仇ぃぃぃぃぃ!』とか言って掴みかからないコト!!
返り討ちにあいます。
間接的に掴めるものがあれば、掴んで陸に上がり、土に埋めて葬りましょう。南無
・ゴンズイ
こいつは"ゴンズイ玉"と呼ばれる状態があり、稚魚がワラワラワラワラと群れて玉のようになって泳いでいます。
『かわいい!』と思って手を突っ込まないこと!
ヒゲと尾びれ?だったかな? に毒針を持ってます。
ちなみに成魚食べるとおいしかったです(ダメ
・ミノカサゴ系
ひらひらと優雅に泳ぐ、派手なカサゴです。いつもは岩場とかに隠れてますが、ビックリさせたりすると刺されます。
のぞくだけにしましょう。
オニカサゴもヤバいので検索検索〜♪
某『とったど〜〜〜』の人が食べているのは、普通のカサゴです。
・イソギンチャク系
意外と認識が薄いのですが、中には有毒のモノもいます。
昔イソギンチャクを見つけるたびに指で『ぷちゅっ』っとしてましたが、ダメですよ!
イソギンチャクも、なるべく触らないようにしましょう。
珊瑚の中に隠れた有毒のやつもいるので、お気をつけて。
・ヒョウモンダコ
こいつはヤバい。かわいいミニタコです。体もヒョウ柄のド派手な大阪のおばちゃんです。
だがしかし、岩の上とかで休憩してる所をチョンチョンすると、まず体が青色になります。(臨戦態勢)
そして噛みつかれ、下手したら死にます。
こいつはフグ毒と同じ成分を持っているので、本当にヤバイです。
ド派手なミニタコにご用心。
・ウミヘビ系
こいつもヤバい系のひとつ。ちょっかいかけなければ何の問題もないのですが、フィンで蹴ってしまったり、ましてや掴みかかってしまった場合、確実に仕返しされます。
特にウミヘビの中では
マダラウミヘビというやつがキレキャラで、いつもキレてます。こいつだけはどんなやつか、確認しておきましょう。
・アンボイナ
こいつもヤバイ系のひとつです。イモガイという貝の仲間で、基本夜行性。たまに昼間でも見られるみたい。
貝自体が比較的キレイなので 『きれいな貝だ〜』って掴まないように。
刺し殺されますよ・・・
毒を注入されます。綺麗なバラと綺麗な女性と綺麗な貝にはご用心。
・サメ
まず出会いません。出会えません。
出会ったら、それは本当にラッキーでしょうね笑
いや、笑いごとではないですね・・・
すべての種が人を襲うワケではないので、もし万が一遭遇してしまった場合
『逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げty』
逃げましょう。落ち着いて、と言っても僕も無理だと思いますが、とにかく水からすぐ上がること。これに限ります。
・クラゲ系
ん〜・・・一概にヤバいと言えないのがこいつ。
刺胞動物なので、刺すことは刺すんですが、種によって毒の強度が天と地ほどの差があります。
最強の毒を持つクラゲは
カツオノエボシ、ハブクラゲですかね。
どちらも命に関わる毒のレベルです。
ハブクラゲは沖縄にめっちゃいます。『ハブクラゲ注意』を促す看板とかあるらしい笑
カツオノエボシは水面にくちゃくちゃにになって浮いてます。薄青色〜紺色の部位を持ちます。(青い感じ)その下に数本の長い触手が垂れ下がっています。(これが青の場合とそうじゃない場合がある)
余談ですが
三重大学の生物資源学部は、座賀島という無人島の研究施設に行けます。
そこで9月頃に潜ると、
アンドンクラゲが大量発生しています・・・
大体三重近辺の海では、9月以降は
アンドンが大量発生するようです。
こいつも同じクラゲですが、刺されてもミミズ腫れになって"いたがゆい"だけで大したことはありません。
◆消毒に
酢をかけると良いと言われている頃がありましたが、これは刺胞動物に刺された時は特にいけません。
逆効果です。
酢により刺胞の発射が促進される場合があります。覚えておきましょう。
とりあえず以上!全部読んだ人凄いね!笑
キミもこれでまた一つ長生きできます。
※ざっと思いつくだけ列挙しましたが、訂正点や追加点等あれば、ご指摘お願いします。